Q:なぜ危険なアスベストを使用し続けたの?

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Q:なぜ危険なアスベストを使用し続けたの?

A:アスベストは経済的に安価で、ピアノ線よりも強い引張り強度を有し、
耐熱性・耐薬品性・絶縁性・耐磨耗性・防音性に優れているため、日本の経済成長と共に、
主に耐火吹付け材や建築用建材の原料として大量に輸入・製造されてきました。

欧米では古くからアスベストの有害性が指摘され、制限・禁止措置が講じられてきましたが、
日本もそれに続く形で、毒性の強いもの、代替が可能なものから順次、輸入・製造・使用制限がかけられてきました。

有害であるからといって、直ちに完全禁止措置を打てない社会経済情勢も背後にあったと考えられますが、
発症までの潜伏期間が15から40年と長期であることが、因果関係の確認の困難性、
規制の対応の遅れを招いたものと考えられます。

ちなみに現在(平成17年)においても、含有率1%以下(重量)のアスベスト含有製品は、
一部の例外を除き、各種規制の対象とはなっておりません。

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