快適な住まいと生活Q&Aトップページ > バリアフリー・介護・二世帯Q&A > Q:住宅の階段の幅や勾配をを自由に作ってもいいの?
A:住宅で守らなければならない基準としては、建築基準法の階段の寸法基準があります。
幅75センチ以上、蹴上げ(1段の高さ)23センチ以下、踏面(1段の面の奥行き)15センチ以上となっています。
しかし、建築基準法はそもそも最低限の基準であるため、この基準で階段をつくると、ひどく急勾配な階段となってしまいます。実際の住宅では、これよりも勾配が緩くつくられているのが一般的です。
つまり、法的にはこの基準を守れば、自由にゆとりのある階段を作ることができます。むしろ、安全や介護の視点からは、幅が広く、勾配の緩い(踏面の長い)階段である方が望ましいといえるでしょう。