快適な住まいと生活Q&Aトップページ > 住まいの耐震・地震Q&A > Q:住宅に大きな窓をとりたいのですが、耐震上難しいと言われました。なぜ?
A:木造住宅の場合、何によって耐震性を確保しているかといえば、「壁」とういことになります。
具体的には、筋交い・構造用合板が打ちつけられた壁の量と配置により、耐震性が決まります。
窓を設置すれば、その位置には耐震壁を設けられないので、窓を増やせば増やすほど耐震性が乏しくなるといえます。
南側全面を窓にしたいという方もおられますが、数値計算上OKとなっていても、必ずしもそのことが
耐震性を保証しているものではないことを知っておく必要があります。
建築基準法は最低限の基準であるということを、常に念頭においてください。
法律さえ守っていれば問題ないとの考え方は、あとで後悔を呼ぶことになるかもしれません。
どうしても南面に壁を設けたくないというかたは、鉄骨造による大スパン工法などにより、技術的問題を解決
することができますが、くわしくは専門家にご相談ください。