快適な住まいと生活Q&Aトップページ > 欠陥住宅・契約トラブルQ&A > Q:我が家に火打土台がない箇所があるのですが、欠陥住宅でしょうか?
A:火打材とは、床の面合成を高めるための部材で、床組・小屋ばり組の隅角部に水平・斜めに取付ける部材です。耐震性を高める上で重要な部材といえるでしょう。
しかしながら、便所や小部屋などを含め、長方形で囲まれた部分全てにこの火打材を取付けるとは解釈されていないのが一般的です。一般的には、建物の外周隅角部・主要室の偶角部と捉えられています。
よって、設置の効果が低い部分は最初から設置の対象から除いている場合がありますし、基礎にアンカーボルトでがっちり緊結された土台の火打がどれほど有効かというのも、一部には疑問の残るところです。
部分的に火打材がないからといって、直ちに欠陥工事だとは断定できないでしょう。全体の設置の状況から、総合的に判断する必要があります。