快適な住まいと生活Q&Aトップページ > リフォームQ&A > Q:住宅で壁・屋根をリフォームする本当の目的は?
A:住宅リフォームで壁や屋根を更新するタイミングに戸惑うことがあると思います。
隣の家が色を塗り直したからそろそろうちも塗らなければという方もいらっしゃると思いますが、そもそも住宅の壁・屋根のリフォームは何の目的で行うのかをご存知ない方も多いかと思います。
外装材の機能上の目的は構造躯体の保護にあります。塗装はその外装材を劣化損傷から守るためと美観を兼ねて行うものです。外装材リフォームの究極の目的は構造躯体の保護です。
壁が汚れてきた、色落ちしてきたということを理由に塗り替えるのは一つの判断基準でしょう。
確かに、予防保全は大事です。早めに塗っておいたほうがいいというのは誰でも言えることです。
しかし、この厳しい経済状況の中で頻繁に改修を行うことが困難な場合もあると思います。
美観が多少損なわれたからといって、直ちに外装材がその機能を失してしまうとは限らないということも念頭にいれ、施工時期と予算確保との整合を調整することも、長い資産運用の観点からは必要なことであると考えられます。