快適な住まいと生活Q&Aトップページ > 間取り・プランQ&A > Q:住まいの家相とは?信じるべき?
A:家相とは、簡単にいえば家のつくり方であり、その良し悪しにより人間の運気が影響をうけるとされているものです。
天地自然の法則に基づいて、通風、採光、換気、磁気、地気が、家相となる建物の形や向き、
窓の位置、水の位置、火気の位置などにより運勢を変えてしまうというふうに考えられています。
家相を設計に反映させるかどうかはまったく人によって異なりますが、実際はあまりそれを
気にしないで設計する建築士の方が多いと思います。
住む人の生まれ年まで考え、窓、トイレ、台所などの向きや位置、建物の外形・方位の
良い悪いを判断し、また、健康上・金運上・商売上良いのか悪いのか、精神異常者・犯罪者が
出るとか出ないとかを、使い勝手を十分考慮したプランと整合させる作業は非常に大変です。
本によっても言いまわしが違ったり、解消方法があったりなかったりとまちまちなことも混乱の原因でしょう。
ですが、長い歴史の上に成り立つ先人の経験と知恵の結晶である家相学を、
真っ向から否定して生きていく勇気を持てない方も多いでしょう。
誰だって、これは絶対に悪い家相だとされる家に、積極的に住みたくはないものです。
信じる信じないは、あとは各人の判断によりますが、技術の進展により上下水道の整備・
衛生換気設備による環境向上の実態を踏まえると、ある程度は気にしなくてもよいのかなと
考えられる部分があります。
重要なところ、気になる部分は押えておき、些細な部分は利用勝手を優先し、
なるべく前向きに解釈していくということも必要であると私は考えます。