快適な住まいと生活Q&Aトップページ > アスベストQ&A > Q:アスベストを吸うと発症する悪性中皮腫とは?
アスベストとの因果関係が指摘されている悪性中皮腫とは、肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃などの臓器を取り囲む腹膜、
心臓及び大血管の起始部を覆う心膜等にできる悪性の腫瘍です。
若い時期にアスベストを吸い込んだ人のほうが悪性中皮腫になりやすいといわれています。
潜伏期間は20年〜50年といわれています。
胸膜中皮腫が最も多く、悪性びまん性(胸膜)中皮腫は診断・治療が困難なことから臨床上問題となっています。
治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。
なぜアスベストで中皮腫になるのかというメカニズムはまだ完全には明らかになっていませんが、
アスベストと中皮腫はその因果関係を証明しやすいので、社会的問題になった面があると考えられます。