快適な住まいと生活Q&Aトップページ > 住まいの法律・近隣トラブルQ&A > Q:ホテルの建築基準法違反、なぜこんなに叩かれるの?
アスベスト、耐震偽造、ホテルの建築基準法違反・・・
最近は、企業の倫理やコンプライアンスの姿勢をただす報道が相次いでいます。
アスベスト、耐震偽造はなんとしても正さなければならない問題ですが、ホテルの違反事件は
ちょっと種が異なる気がします。
違反の摘発はそのほとんどが、利害関係者や内部告発により発覚しますが、
今回のケースも、違反通報が敵対行為の手段として用いられたと見るべきでしょう。
ジャーナリストの方々はまるで鬼の首を取ったかのように、某ホテル会社をバッシングしていますが、
今回のケースのような人命に直接的に影響しないような建築基準法違反はホテルに限らず、
どこでもやっているのが実態です。この程度の粗を探しだしたら、きりがありません。
決してこの程度の違反は是認せよと言いたいのではありません。もっと悪質なケース、
ザル法といわれる建築基準法の検査体制の構造的問題に言及せよと言いたいのです。
みなさん、建物を建築後に受けなければならない完了検査の受検率をご存知ですか?
全国平均で約7割です。3割は検査を受けていないのです。最も低い県では受検率5割です。
とりあえず確認申請を出して図面を通し、後は好き勝手に建ててそのまま・・・
行政がすべてチェックし是正させることなど到底無理な数です。
この抜け穴を悪用している者も多数いますが、建築基準法なんて所詮その程度のものと認識されているのが実態なのです。
「最低限の法律を守らないなんて、とんでもない会社だ!」 そんな綺麗ごとだけを言っている場合ではないのです!
もっと向けるべきところにしっかりと目を向けましょう。
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