快適な住まいと生活Q&Aトップページ > リフォームQ&A > Q:コンクリートの微細なひび割れに表面含浸材は効く?
コンクリートの微細なひび割れは一般に、構造物の耐久性などに及ぼす悪影響は小さので、補修する必要もないといわれています。
例えば、(社)日本コンクリート工学協会は,ひび割れの幅の大きさで補修の要否を判定する基準を示しています。
しかし,ひび割れの有無により、建物の成果物の出来型の満足度に大きな心理的変化があります。
そこで注目を集めているのが、塗るだけで微細なひび割れをふさぐ効果がある表面含浸材や、すりつけるだけのセメント系固形材です。
施工が割と簡単で、補修跡があまり目立たないという特徴があります。
表面含浸材は,コンクリートの表層部に浸透して組織を改質し、塩害や中性化といった
劣化の原因となる有害物質の侵入を防いで,構造物の劣化を抑制します。
表面含浸材のなかでも,ケイ酸塩を主成分とするものは,コンクリートの成分と反応して結晶を形成し、
微細なひび割れなどの空げきをふさぐ効果があることがわかってきました。